その坂の多い地形から、スィグルダはヴィゼメのスイスと呼ばれています。その地形と美しい風景のおかげで、屋外レクリエーションや手つかずの大自然、文化など様々な魅力で溢れています。この街ではラトビアの真の美しさを見ることができます。
ロケーション
スィグルダはリガから約53キロ離れたガウヤ川のほとりに位置し、その境界にはトゥライダとクリムルダの歴史の中心があります。スィグルダはガウヤ国立公園の一部であるため、街は森に囲まれ、川のほとりには砂の洞窟が数多く点在しています。街で一番のビューポイントではラトビアの美しい大自然を見渡すことができます。
町の歴史
スィグルダの歴史は11世紀にはじまります。当時、ラトビアの先住民であったリヴォニアンのフィン・ウゴル族がスィグルダの領土に入植地を作りました。このエリアではリヴォニアの伝統や文化が強化されていたため、現代のスィグルダはラトビアの中でも最もラトビアらしい街の一つとなっています。
観光される方へ
スィグルダで見逃してほしくないおすすめの観光スポットをご紹介します。
ケーブルカー - バルト諸国で唯一の渓谷を渡るケーブルカー。地上42メートルを移動し、ガウヤ川の二つの川岸をつなぎます。古城、ボブスレー・トラック、ガウヤ川古代の渓谷など素晴らしい景色を見渡すことができます。夏の時季、ケーブルカーからバンジージャンプを体験することができます。
トゥライダ博物館保護区 - 民謡公園、トゥライダ領主の邸宅、トゥライダ教会、教会の丘、13世紀に建てられたトゥライダ城などがあります。
グートマニャの洞窟 - バルト諸国で最大の洞窟。ガウヤ川の流れと地下温泉によって形作られた洞窟です。非常に多くの伝説の起源が存在し、洞窟の壁には17世紀の壁画も残っています。
その他のスィグルダの観光スポットを以下にご紹介します。
スィグルダ新城 - 時代を超えたラトビアの建築家やアーティストの作品に囲まれるネオゴシック建築の真珠。現在はスィグルダ県庁舎となっています。
リヴォニア騎士団のスィグルダ古城 - この城は1207年に要塞陣地として建てられ、後に修道院として改築されました。現在は城の城壁の周りを散歩したり、展示物を見て楽しむ絶好の場所です。また、野外コンサートやイベントの会場として使用されます。
ボブスレー・ルージュ競技場 - 全長1420メートルのトラックはプロスポーツ選手だけでなく観光客のためにもオープンしているヨーロッパでは数少ないトラックのひとつ。
アクティブ・レクリエーション
ウィンターシーズン中はスキー場やボブスレー・トラックでは国際大会やウィンタースポーツ・イベントが開催され賑やかになります。夏にはガウヤ川をボートで下ったり、サイクリング・ルートを駆け抜けたり、アドベンチャー・パークでアスレチックに挑戦したり、エアロディウム(風によって飛ぶ遊び)体験など盛りだくさんです。
文化
トゥライダ城にある野外ステージでは、オペラ公演“国際スィグルダオペラ音楽祭”をお楽しみいただけます。ブルース・フェスティバルはバルト諸国最大のブルース・イベントで、世界的に有名なアーティストが一堂に会します。中世の雰囲気漂う街のオーラとこの美しい場所によってあなたの感覚も高められるでしょう。古代の演目も現代風にアレンジされ上演されます。
交通手段
A2のヴィゼメ道路と鉄道が町を通っています。この2つがリガ行きのバスや電車を提供している主なルートになります。スィグルダからはエストニアのヴァルガと接続する列車もあります。