リエパーヤは風の町として知られています。青い海の波、港、近代建築、ラトビアの何世紀にもわたる歴史の上を、風が吹き抜けます。リエパーヤはラトビアの南東に位置し、首都リガからは約220㎞離れています。
リエパーヤは西にバルト海、東にリエパーヤ湖がある水に囲まれた街で、両岸を結ぶ貿易路が真ん中にあります。このように水に囲まれていることがリエパーヤの歴史的な発展に影響を及ぼしてきました。近代リエパーヤの起源は19世紀後半で、鉄道の発展が工業的に重要になった頃です。町並みに今も残る工業用の近代建築からこの頃の様子を知ることができます。
人口の規模で言えば、リエパーヤはラトビアで3番目に大きな街です。リエパーヤ大学、劇場、その他の文化的施設や観光スポットなどが多くあり、芸術や音楽、ビーチ遊びを楽しめる最高の場所です。
リエパーヤで見るべきもの、するべきこと
リエパーヤで見るべきものをいくつかご紹介します。
- ラトビアン・ミュージシャンの名声の小道 ― ラトビア人ミュージシャンの手形をとった銅板が並ぶストリート。
- ビーチ ― 8キロに渡ってバルト海沿いに伸びる砂浜海岸です。海岸の貝殻とともに浜に打上げられた琥珀が見つかるかも。
- ピーターズ・マーケット ― 19世紀につくられ、3つの教会に囲まれた市場。ヨーロッパで最も大きいマーケット・パビリオンのひとつです。
- 街の中心にあるアールヌーボー建築 ― もし観光の時間に余裕があれば、さらに以下の場所がお勧めです。
- カロスタ(旧軍港地区) ― ロシア皇帝アレクサンドル3世の軍事都市であり、要塞としてつくられました。港があり、独自のインフラや学校、教会があり独立したエリアでした。しかし現在は観光客が見学したり、本物の軍港刑務所に宿泊することができます。
- 聖三位一体教会のパイプオルガン ― 18世紀に建てられたリエパーヤ聖三位一体教会の偉大な宝で、世界最大級の未改装の機械式パイプオルガンです。
- 北埠頭 ― 長さ1800m、幅7.35mのリエパーヤの重要な建築物です。嵐の日の埠頭で波が壊れる様子は、自然のパワーを見せつけられます。一方、静かな夕暮れ時にはとても穏やかです。
- 創造地区 ― 文化的な催し物が行われるアート・センターです。琥珀からインテリア用品まで、ラトビアの本物のお土産を買ったり作ったりできる場所でもあります。
リエパーヤのイベント
- 7月初めに行われる海祭りは、地元の文化や芸術、有名なミュージシャン、伝統、魚の燻製品などの海産物を楽しめるチャンスです。
- 音楽が好きな方なら、サマー・サウンドがお勧めです。サマー・サウンドはラトビアで最大の音楽祭のひとつです。
7月のお祭りのプログラムでは、ラトヴィアのパフォーマーと世界的に有名なミュージシャンたちが海岸の白い砂浜で演奏します。
リエパーヤに行くには
リエパーヤへの交通手段は、リガからバスと電車による接続があります。パランガとクライペダ、リトアニアにもバスの接続があり、ドイツのトラーヴェミュンデと、スウェーデンのニュネスハムンにはフェリーの接続があります。