ラトビアはどちらかといえば小さな国(人口は約200万人)かもしれませんが、旅行者をあたたかく迎え入れてくれる人々、美しい自然、そして多神教の祝祭などがあなたを待っています。美しきラトビアの、驚きと真実に迫ってみましょう!
ヨーロッパの中で最後にキリスト教に改宗した地域のうちの一つですが、ラトビア人は今もなお心の中で自然信仰を崇拝をしています。夏至祭の前日に焚き火を飛び越える行事や、ラトビア人の多くの姓は鳥や動物、または木々などに関係しています。
ラトビア人は、見上げてしまうほど背が高い人が多いのです。ラトビア人女性の平均身長はなんと170cm!世界で最も背の高い女性の内に数えられています。男性も世界第四位の座に就いています。
リガ中央市場はリガ市民の台所。ヨーロッパでもっとも大きな市場の一つです。第一次世界大戦後にドイツ陸軍が遺していった、巨大なツェッペリン型飛行船格納庫を移築して市場を開いた事で知られています。最近リニューアルされて、より多くの観光客が足を運んでいます。
ラトビアには500kmに及ぶ海岸が続き、多くの美しいビーチがあります。太陽の下で楽しみたい、または延々と続く白い砂浜で楽しみたいばあいでも、ラトビアの海岸には誰もが楽しめるスペースがあります。何よりも、全て公共に開かれているという点で最高なのです。
国土の半分以上が森林に覆われているため、ラトビアはとても青々とした自然豊かな土地などです。地元の人々はキノコ狩りやベリー摘みが大好きで、夏至には若いカップルたちが森の中にひっそりと入り込み、神秘的なシダの花の開花を探し求めます。その植物はなかなか見つけられませんが…。
リエパーヤ(Liepaja)の街の魅力の一つは、刑務所で過ごす夜です。心霊スポットであるカロスタ地区(Karosta)では、完全なソヴィエトスタイル待遇され、昔の軍隊の留置場を利用した宿泊施設に泊まることができます。
ラトビアでは少ない人口のわりに大きな首都があり、首都リガにはラトビアの人口の約三分の一の人々が暮らしています。でも、夏の週末にはみんな郊外にあるコテージに向かうという事は、あまり知られていないかもしれません!
リガ市には800棟を超えるユーゲントシュティール(アールヌーボー)建築があり、人々を楽しませる大規模で美しいギャラリーのようなエリアがあります。そこにあるアルベルタ通りには、ユーゲントシュティール建築の天才ミハイル・エイゼンシュテイン(Mikhail Eisenstein)によって創られた建物が集中しています。彼の息子で映画監督であるセルゲイ・エイゼンシュテイン(Sergei Eisenstein)は近代映画の創立者の一人です。
ラトビアではオーガニック食品を探し求めて健康食品店に行く必要がありません。なぜなら地元の人々は、彼ら自身の手で素晴らしい食材を見つけるからです。春の白樺ジュースにはじまり、夏のベリー、そして秋のきのこまで、ラトビアは採食者の国なのです!
ラトビアには100万篇を超える民謡があります。ラトビア人は歌う民と呼ばれており、歌う事を愛しています。5年に一度開催される、無形文化遺産の「歌の祭典」では、素晴らしい合唱でラトビア民謡を聴くことができ、イネセ・ガランテ(Inese Galante), エリーナ・ガランチャ(Elīna Garanča), アレクサンドス・アントニェンコ(Aleksandrs Antoņenko), エギルス・スィリンシュ (Egils Siliņš)などのオペラスター達は国内外で観客たちを楽しませてくれます。
ラトビアはWi-Fiパラダイスです! 世界でも最速のインターネットコネクションを誇り、リガ市には800ものフリーコネクションポイントがあり、もちろん料金を支払う必要はありません。
クルディーガ(Kuldīga)という街にあるヴェンタ川(Venta River)はヨーロッパでもっとも幅の広い滝を持つ川で、春には産卵場所に向かう魚たちが急流で飛び跳ねるのを見ることが出来ます。
次にジーンズを履くときには、ラトビア生まれのテーラーであるヤコブ・デイヴィスに感謝してください!彼はアメリカに移住したあと、丈夫な布とリベットを使ってデニムを考案し、その後、生地メーカーのリーバイスとパートナーシップを結んで財を成しました。
ラトビア人は1年に1人あたり78リットルものビールを飲むと言われていて、特に夏の夜の冷たいビールをこよなく愛しています。また、サビレ村(Sabil)にある世界で最も北方にあるワイン農園も誇りに思っています。
夏至の時期には一日におおよそ20時間の日照時間があり、人々はその時間のほとんどを野外パーティーや自然の中でリラックスなどをして楽しみます。この緯度の地域特有の美しい夏の光は、数々の画家や写真家を虜にしています。